チャップマンの手によって生まれた「ケータハム」の歴史

1957年


7月:最初のロータスセブン(シャーシナンバー#400)の製作開始 - チャップマンの手によってその原型が作り出され、1957年にロータスセブンとして初めて世に出たセブンは、チャップマンの設計理念である「軽量化」を体現する車です。現在の軽量ボディーは、本質的に軽い身のこなし、驚異的なパフォーマンス、そして何より、迷いなく打てば響くような比類のないドライビング体験をこの車にもたらしています。

9月:コベントリークライマックスのエンジン、ディスクブレーキ、ド・ディオン式サスペンションを装備した“ワークス”用ロータスセブンがブライトンスピードトライアルに参加

11月:フォード100Eのエンジン、ドラムブレーキ、ライブリヤアクスルを装備した量産型ロータスセブンをロンドンモーターショーに出展

1959年


グラハム・ニアーン・カー・サービスが、初期のロータス・センターの1つとして、サリー・ケータハムヒルの敷地にケータハムカーズを設立し、セブンとエリートを販売

1960年


ロータスセブン シリーズ2を発表
ケータハムカーズは、フォード105e OHCエンジンを初めてセブンに搭載

1961年


フォード「ケント」エンジンを導入

1965年


ケータハムカーズは、登録ナンバープレート「KAR 120C」のセブン・シリーズ2を連続テレビ ドラマ『プリズナーNo. 6』に提供
主に競技用としてロータス・ツインカムエンジンを提供

1967年


TVシリーズ『プリゾナー』にグリーン/イエローのセブンが登場
ケータハムカーズはセブンの単独営業権所有者となる

1968年


ロータスセブン シリーズ3を発表

1970年


ロータスセブン シリーズ4を発表

1972年


ロータスがセブンの生産を打ち切る

1973年


ケータハムカーズはロータスからセブンの製造権を取得、生産が再開される

1980年


ケータハムセブンの、競技用量産スポーツカーとしてのキャリアが始まる

1982年


ケータハムカーズは、セブン25周年を記念しシルバージュビリー・モデルを発売

1983年


コスワースBDRを初めて搭載

1985年


ド・ディオン式リアサスペンションを導入

1986年


コーリン・チャップマン・メモリアルミーティングでのトライアルレースの成功を受け、ナンバー付公道走行可能のスーパーセブンによるレースシリーズを導入

1987年


ケータハムカーズは、ケータハムからイーストロンドンのダートフォードにあるより広い工場に生産拠点を移転。移転数週間後に元の工場がハリケーンにより破壊される

1989年


ケータハムセブン・ワンメイクレースシリーズをフランスに設立
プリゾナースペシャルエディションを発売

1991年


ローバーKシリーズエンジンを導入

1992年


35周年記念モデルを発売
JPE(ジョナサン・パーマー・エボリューション)をモーターショーで発表。毎時0-100マイルにおいて12.6秒の市販車記録を樹立
日本でワンメイクレースシリーズ(日本唯一の輸入車ワンメイクシリーズ)

セブンは米国オハイオの24時間レースを圧勝

1993年


ケータハムセブン・Kシリーズをオーストラリアで発売
ケータハムカーズは国際貿易部門で英国女王賞を受賞
ケータハムは自社製の6速ギアボックスを発表

1995年


英国にて、新たな初心者向けレーシング・スカラシップ

1996年


スーパーライト(470kg)に1.6Kエンジンを搭載
ケータハムの新ショールームを購入
ロードスポーツとスーパーライトの2種類のトリムを導入

1997年


1.8 K VHPDエンジン(193ps)を搭載したスーパーライトR(485kg)

1998年


トルコで新ワンメイクレースシリーズ

1999年


R500の発表。R500は、ニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)の市販車ラップ記録を更新

2000年


ケータハム・ブラックバード発売。ニュルブルクリンク24時間レースでクラス優勝
スーパーライト欧州選手権開始
ケータハム・ビューリー発売
よりワイドかつロングなシリーズ5シャーシーを導入
ケータハム・ミッドランズ・オフィス始動

2002年


MGローバーグループと業務・マーケティング提携
新MG XPowerエンジンを搭載した、新クラシックとスーパーライト(R300、R400)モデルを同時発表
R400が、ニュルブルクリンク24時間レースでクラス優勝(10ラップ)、総合11位。以後、同イベントへの参加が禁止される

2003年


セブン生産30年を記念して、ロードスポーツSV 30とトラックスポーツの2モデルを発売

2004年


R500 Evoを発表。毎時0-100マイルにおいて10.97秒、毎時0-60マイルにおいて3.14秒の記録を樹立
新型設計のケータハムCSRをロンドンで発表。200 bhp及び260 bhpデュラテックエンジンを使用し、コスワースと提携を再構築

2005年


ロータスの元ゼネラルマネージャー、アンサー・アリ率いるグループは1月13日、ケータハムカーズを買収し、経営陣を刷新
ケータハムアカデミーが開始10年を迎える。2006年アカデミー向けにユニークなファイナンスパッケージを提供
全く新しい、シリーズ6 CSRシャーシを導入

2006年


スーパーライトR400に、最新鋭のシャーシ組み立て技術を導入
1.6リッターKシリーズの改造セブン・ロードスポーツが、シェル・エコマラソンで毎時131マイルを達成
オートモビルトリベラートがイタリアのケータハムのインポーターとなり、イタリアはケータハムの公認インポーターがある20番目の国となる
シリーズ3シャーシの剛性が12%向上、再びフォードのエンジンを採用

2007年


最初のセブンの製作開始から50年となる
1トン当たり270bhpのフォードシグマエンジンを搭載したセブン・ロードスポーツ150を発売
50周年を記念したボディキットパックをオプションリストに限定追加
6月:ドニントン・パークでゴールデンジュビリー(50周年)祝賀会を開催、世界から350台のセブンが集まりレースが行われた

2008年


RSパフォーマンス・レヴァンテを8台限定発表。最大出力540bhp の2.3リッター V8エンジンを搭載
フォードデュラテックを搭載し、毎時0-60マイルにおいて2.88秒を記録した新型スーパーライトR500を発表。シーケンシャル・トランスミッション、ローンチコントロール、新しいダッシュボードデザインの採用
スーパーライトR300とロードスポーツ175の発表。両モデルとも2.0デュラテックを使用
R500が12月、「トップギア」のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞

2009年


グラハム・ニアーンが76歳で死去。伝説に名高いセブンの保護者として自動車、モータースポーツ界で広く称賛されていた
ECSSTA Euro 4(EU4)排出規制を満たし、ヨーロッパ全土で販売拡張のチャンスを獲得

2010年


ECSSTA Euro 5(EU5)排出規制を満たしたことが、国際的成長に繋がり、過去最高の年間輸出売り上げを記録
カーナビー・ストリートの魅力の21世紀版、ランブレッタ・ スペシャルエディションを発表
時代を超えたレーシングの優美さを備えた、ロードスポーツ125モナコスペシャルエディションを発表

2011年


トニー・フェルナンデスは、ベンチャーキャピタル・グループのコーベンからケータハムカーズを買収し、経営権を握る。フェルナンデスは、自身のF1チームのマーケティング・プラットフォームを利用し、ケータハムカーズを真にグローバルなブランドにするというビジョンを持つ
ケータハムはルーツに戻り、レーシングカーを彷彿させるスーパースポーツを発表
自身初となるスポーツプロトタイプレーシングカーSP/300R(ケント のダートフォード施設にて製造)の発表により、新たな鼓舞させる章を開く
過去最高の年間輸出売り上げを記録。海外販売が全セブンの売上げの約55%のを占める
ユニークな初心者向けモータースポーツのイニシアティブであるケータハムアカデミーが国際的に進出。アカデミーのレーシングは現在、フランス、ポルトガル、チェコ、オランダで行われている

2012年


ケータハムカートを発表。この革新的で手頃なレーシングシリーズは、草レースを楽しくすることに主眼を置いているが、才能のある者はこのケータハムカーで階段をのぼり、F1のパスポートを手にすることができるかもしれない

チームロータスからケータハムF1チームへの移行を経て、チームがグリッドの順位を上げる作業が本格的に始動

7月:前最高財務責任者(CFO)のグラハム・マクドナルドが、ケータハムカーズの最高経営責任者(CEO)に就任することを発表。7年間同職を務め、高く評価されていたアンサー・アリ社長から引き継ぐ

9月:シリル・アビテブールがケータハムF1チームの新CEOに就任すると発表。ケータハムグループCEOリアド・アスマットと協力する。2013年1月に就任
11月5日:ケータハムカーズとエンジニアリング・テクノロジー・イノベーション部門のCTIは、ルノーと折半出資ジョイントベンチャーを発表。ケータハムの「手に届く楽しさ」のDNAに基づき、同提携は、新型の2座席スポーツカーの開発を促進

2013年


フランスで「ロードスポーツ」レースシリーズを発表

1月:ケータハムカートが、2014年のケータハムカートシリーズ開始前に、バーミンガムのオートスポーツ・インターナショナル・ショーでお披露目

2月:“精神的な故郷”であるサリーを去ることを発表

5月:セブン485を発表。同モデルは、これまでヨーロッパ本土で販売された中で最もパワフルなEU5適格ケータハムセブン

7月:今までのセブンモデルの中で最もエコノミカルバージョンのセブン165を製造することを発表

8月:620Rを発売。今までの市販セブンモデルの中で最速

9月:シンガポールグランプリでコンセプトカーのエアロセブンを発表
フランクフルトモーターショーにて、スズキ製660cc直列3気筒エンジンを搭載したSeven 160を初公開

FIND A DEALER

CONTACT